初めて、能を観に行った。

能は数百年以上続く日本の伝統芸能だ。今年はじめに<立川 志の輔>師匠の落語を能舞台の聖地である「観世能楽堂」で観た。
思わず息を呑むような荘厳な空間。それでいて、舞台の装飾は極めてシンプルである。舞台後方に大きな老松があるだけだ。

能舞台に宿る「気」に魅了され、志の輔さんの「能」に関する小噺を聴いて、ますます「能」を観たくなった。

兵庫県、三田市にある「三田屋」というステーキレストランの本店で能初心者の講座が開かれている事を知り、さっそく、能・狂言に精通してる落語家の桂吉坊さんの落語「高砂や」を聴きに行った。

能・高砂の解説やあらすじを聴き、初めて観に行く、能演目は「高砂」に決まった。

正直に告白すると、事前にあらすじや解説を聴いたところで、演目を理解する事は難しい。

それでも、最後に目付柱に勢いよく向かって来る”住吉明神”(シテ)の舞は圧巻だし、太鼓の音色はどこか懐かしい感じがして「やっぱり自分は日本人なんだな」という気持ちになる。

三田屋、本店ではお酒を飲みながら、リラックスした状態で能を鑑賞することができる。

演目が終わったあと、美味しいステーキを食べながら演目を振り返る。

YouTubeやネットフリックスを開けば、一生かかっても観きれないほどのコンテンツがある。

家から一歩も出ずに、世界中の情報にアクセスすることもできる。

それでも、また生で能を観たい。


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