ある日、安いワインを大量に呑んだ。
ボトルの数が勘定出来なくなるくらい呑んだ。
問題は翌日だ。

二日酔いなどという生易しいしろものではない。
1日中便器から離れる事が出来ず、
とにかく吐いて吐いて吐きまくった。

「遂にオレは血を吐いてしまった」

と、思ったら昨日呑んだ赤ワインだった。
この日を境にワインが嫌いになった。

それから10年の月日が流れ、南アフリカに行った時のことだ。

Airbnbで南アフリカ人の一軒家にホームステイをする事になった。

ワインと言えば、フランスやイタリア、スペインを連想するが、
南アフリカもたくさんのワインを生産している。

ホームステイ先で、ハードチーズと白ワインが用意された。
恐る恐るワインを口にしてみた。
美味しかった。
この日を境にワインが好きになった。

トラウマを克服することは、なんと清々しいな気分なのだろう。

帰国後、ワインバーに行った。

「南アフリカ産の赤ワインを1つください」

ソムリエがオススメしてくれた【カノンコップ、カデット】
が目の前に出される。

コルクを抜くと、赤ワインの香りで南アフリカの思い出が蘇る。
至福とはこの事だ。

翌日オレは便器の前で血の色のしたワインを吐きまくった。

参考文献:『今夜、すべてのバーで


2 thoughts on “今夜、すべてのワインを

  1. Rayさん、香りって思い出を呼び覚ましますね。
    ご帰国後のワインでも、気分が悪くなったのですか?

    わたしもワインは、飲みすぎると頭痛がしてくるタイプです。
    最近、飲んで、これはいいなと思っているのが、ニューヨーク州の作り手のワインです。
    よろしかったら、試してみてください。
    http://gotowine.jp/ourwines/hjw.html

    1. 空腹時に1人でボトル1本空けてしまったのが原因です(笑)その後もイタリアンレストランでワインをグラスで2杯くらい呑んでいたそうなのですが、あまり記憶がなく…
      リンクありがとうございます!

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